伊藤詩織さんが杉田水脈衆院議員を訴え、一審で敗訴していた裁判で、東京高裁は伊藤さん勝訴の逆転判決を出しました!
【速報】中傷ツイッターに「いいね」訴訟 東京高裁は「名誉侵害」認める 伊藤詩織さん逆転勝訴 「誹謗中傷に対する見方変わった」
裁判は、伊藤さんに対して「枕営業の失敗」「ハニートラップ」「売名行為」などと誹謗中傷したツイート25件に対して杉田が「いいね」をつけたことが名誉毀損に当たるかどうかが争われていました。
一審では、「いいね」をつけただけではその内容に賛同したとまではいえないとしたのに対して、高裁では杉田がそれ以前にも伊藤さんに対して揶揄や批判を繰り返していたことや、杉田が国会議員という影響力のある立場にいることを考慮し、「社会通念上、許される限度を超える侮辱行為」と認定しています。
一審が「ツイッターで『いいね』を押した」という行為だけを杓子定規的に捉えた近視眼的なものであったのに対して、二審は杉田の立場やそれまでの言動まで考慮に入れた、まさに「時処位」に適った優れた判決だったと思います。
杉田は伊藤さんの被害に対して、BBCの番組で「女性として落ち度がある」「(誘いやセクハラを)断ったりするのもスキルのうち」との発言までしていました。
また、伊藤さんの件以外でも、「LGBTは生産性がないから税金で支援する必要がない」、「男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想」、「(性暴力被害について)女性はいくらでもウソをつける」などという発言を繰り返しています。
杉田水脈は、とっくに議員辞職をしていなければならないはずの、差別意識の塊のような人物です。
ところがそんなのが現在、政府の「総務大臣政務官」という要職に就いているのです!
これはもう、杉田水脈一人の問題ではなく、政府・自民党も杉田の差別発言を容認しているものとして追及すべきでしょう!